マテリアル調整ウインドウを使う
モデル:ヴィクトリア・ルービン、千駄ヶ谷 渋 |
マテリアル調整ウインドウ
VRM4Uの主要な調整機能ついて、手軽にパラメータを操作できるウインドウです。
マテリアル調整ウインドウの外観 |
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この機能はUE4.26以降でのみ利用可能です。利用時はプラグインウインドウより、EditorScriptingUtilitiesプラグインを有効化してください。
マテリアル調整ウインドウを起動する
VRM4U/Util/Actor/latest/WBP_VRMMaterial
を右クリックし、メニューから RunEditorUtilityWidget
を選択すると起動します。
出てきたウインドウより、CreateMaterialSystem
ボタン を押すと動作開始です。
マテリアル調整ウインドウ 起動 |
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調整ウインドウはドッキングしておくと便利です。
なおレイアウトを元にもどしたい場合は、DefaultEditorLayout
を選択ください。
ウィンドウのドッキング、解除 |
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各ウインドウの解説
実際に操作した方が理解が早いです。まずは適当に操作してみることをオススメします。
ボタンにより、4つのサブウインドウが切り替わります。
種別 | 特徴 |
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GlobalParam | シーン全体の描画設定です |
Filter | VRMモデルと相性の良いポストフィルタを設定します。 お好みでご利用ください |
ModelMaterial | モデルのマテリアル設定です |
Advanced | 特殊な設定です。後述 |
GlobalParam ウインドウ
GlobalParam |
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基本的な描画パラメータです。VRM4Uのマテリアル調整はこの画面でほぼ完結します。
Filter ウインドウ
Filter(未設定時) | 設定後 |
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ポストフィルタです。トゥーン/アニメ調のモデルと相性の良いフィルタを追加します。
EnableのチェックをONにすると有効化されます。対応するActorがレベルに配置されます。
ModelMaterial ウインドウ
ModelMaterial(未設定時) | 設定後 |
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モデルのベースマテリアルを変更することができます。インポート時の設定と同じ効果です。
TargetActor
をレベル上のActorから選択すると操作開始です。
以下に特徴をまとめています。手軽に変更できるので 実際に試して確認ください。
MToonUnlit | MToonLit | SubsurfaceScattering | |
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見た目 | |||
ライト効果 | なし | あり(弱め) | あり |
UE背景との相性 | 悪い | 普通 | 良い |
調整の難易度 | 簡単 | 普通 | やや難しい |
マテリアルを自作する場合は、他のタイプに設定ください。シンプルな構成に置き換わります。
Advanced ウインドウ
Advanced |
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VRM4Uのマイナーな機能のうち、手軽に扱えるものをまとめています。
思わぬ発見があるかもしれません。気が向いたらONにして効果を確認ください。
(やや特殊な動作です。常時ONにする場合は 他シーンに影響ないか十分確認ください)
- 画角固定
- キャラクタの描画画角を固定します。
ライティングや座標の整合性が合わなくなります
- キャラクタの描画画角を固定します。
- Tonemap切り替え
- レガシートーンマッパーに切り替えます。
ライティングされたシーンと相性が悪いです。Unlitでの利用を想定しています
- レガシートーンマッパーに切り替えます。
調整ウインドウの詳しい話、内部動作の仕組み
調整用のActorを生成し、それらをUMGで操作できるようにしています。
他ページでは、調整用Actorを利用して解説しています。が、このウインドウで同等の操作が可能です。適宜読み替えてご利用ください。